カナディアンロッキーで写真になっている湖は、たいていモレーン湖かレイクルイーズです。そしてそのうち片方には、レンタカーでは行けません。モレーンレイク・ロードは、一年じゅう自家用車の進入が禁止されています。
ここは「着いてから考える」が通用しない場所です。宿より先に、足を決めることになります。順に見ていきます。
ロッキーはどのあたりか
アルバータ州とブリティッシュコロンビア州の境の山の中です。バンフ、レイクルイーズ、ジャスパーは1本の道でつながっています。
ドラッグとピンチで動かせます。ピンを押すと、その場所へ飛びます。
まず入園料。2026年は9月7日まで無料
バンフ国立公園
- 料金
- 1日券 大人12.25カナダドル/シニア(65歳以上)10.75/17歳以下 無料/家族・グループ(1台に7人まで)24.50。年間のディスカバリーパスは大人83.50/シニア71.50/家族167.50
- 地図
- 地図で場所を確認
- 2026年6月19日から9月7日までは「カナダ・ストロング・パス」で入園が無料。9月8日からは1日券か年間パスが要る、と公式が告知している
- パスのオンライン販売は不具合のため止まっている、と同じページに出ている(2026年8月22日に確認)
- アルバータ州の山の中なので、時間帯はマウンテン・タイム。バンクーバーとは1時間ずれる
国立公園なので、入るのにお金がかかります。ただし2026年6月19日から9月7日までは「カナダ・ストロング・パス」で無料、9月8日から通常料金に戻る、と公式が告知しています。
通常料金は1日券が大人12.25カナダドル、17歳以下は無料。年間のディスカバリーパスは大人83.50カナダドルなので、1週間以上いるなら年間パスのほうが安くなります。
モレーン湖:車で行けない
モレーン湖
- 地図
- 地図で場所を確認
- モレーンレイク・ロードは一年じゅう自家用車が入れない。通れるのはパークス・カナダのシャトル、許可を受けた事業者の車、モレーンレイク・ロッジの宿泊者だけ
- パークス・カナダのシャトルの2026年の運行は6月1日〜10月12日(天候によっては動かない)
- レンタカーで行っても湖の前には着けない。ここだけは足を先に決める必要がある
これがこのエリアで最大の落とし穴です。モレーンレイク・ロードは通年で自家用車が入れません。通れるのは次の3つだけだと公式が書いています。
- パークス・カナダのシャトル
- 許可(Licence of Occupation)を受けた事業者の車
- モレーンレイク・ロッジの宿泊者
つまり、レンタカーで行っても湖の前には着けません。そしてシャトルは予約制です。パークス・カナダのシャトルのモレーン湖行きは、2026年は6月1日から10月12日までの運行(天候によっては動きません)。
レイクルイーズ:車で行けるが、停められない
レイクルイーズ
- 料金
- パークス・カナダのシャトルは大人12.75カナダドル/シニア6.00/17歳以下4.00。ほかに予約手数料がオンライン3.50、電話5.50
- 地図
- 地図で場所を確認
- 自家用車でも行けるが「駐車できる見込みは低い」と公式が書いている。5月〜10月は駐車が有料
- シャトルの2026年の運行は5月15日〜10月12日。予約の受付は2026年4月15日午前8時(山岳部夏時間)に始まり、出発2日前の午前8時に追加分が出る
- シャトルは予約制で、早い時期に売り切れる。当日に取ろうとするのは勧められていない。待ち時間は30分から1時間を見込むよう書かれている
- シャトルの予約があれば、レイクルイーズ・スキー場のパーク・アンド・ライドに車を置ける
こちらは自家用車で行けます。ただし公式サイトが「駐車できる見込みは低い(finding parking is unlikely)」と書いています。5月から10月は駐車も有料です。
現実的な選択肢はシャトルです。数字を並べます。
- 運行……レイクルイーズ湖畔行きは2026年5月15日〜10月12日、モレーン湖行きは6月1日〜10月12日
- 予約開始……2026年4月15日 午前8時(山岳部夏時間)。出発2日前の午前8時に追加分が出る
- 運賃……大人12.75カナダドル/シニア6.00/17歳以下4.00
- 予約手数料……オンライン3.50、電話5.50。変更・取り消しにも同額
- 駐車……シャトルの予約があれば、レイクルイーズ・スキー場のパーク・アンド・ライドに置ける
「当日にシャトルを取る」は、公式が勧めていません
座席は予約制で、早い時期に売り切れる。当日に確保しようとするのは勧められない、と公式ページにはっきり書かれています。さらに、待ち時間は最低30分、混むときは1時間を見込むように、とも。ロッキーの日程は、シャトルの予約日(例年4月)を起点に決めることになります。
バンフからジャスパーへ:232kmの一本道
アイスフィールド・パークウェイ
- 地図
- 地図で場所を確認
- レイクルイーズとジャスパーの町を結ぶ232kmの山岳道路
- 「サービスが限られていて、携帯電話の電波が無い遠隔地の道路」と公式が書いている
- 天候と路面の状態は季節でも、1時間のうちでも変わる。給油と食料は入る前に済ませる

レイクルイーズとジャスパーを結ぶこの道は、それ自体が見どころです。ただし公式は「サービスが限られていて、携帯電話の電波が無い遠隔地の道路」と明記しています。給油、食料、トイレは入る前に済ませる。天候と路面は季節でも1時間のうちでも変わる、とも書かれています。
ジャスパー:2024年の山火事の影響が残っている
ジャスパー国立公園
- 地図
- 地図で場所を確認
- 2024年の山火事の影響で、いまも閉鎖されている区域がある。公式に閉鎖区域の地図(What's open)が出ている
- 再開は少しずつ進んでいる。2025年8月1日にウィスラーズ・トレイル、2025年7月24日にフィフス・ブリッジの登山口と休憩所が再開した
- 行き先を決める前に、公式の「What's open」と重要なお知らせを見る必要がある
ここは行く前に必ず確認してほしい場所です。2024年の山火事の影響で、いまも閉鎖されている区域があります。パークス・カナダは閉鎖区域の地図(What's open)を公式に出しています。
再開は少しずつ進んでいます。公式の再開一覧には、2025年7月24日にフィフス・ブリッジの登山口と休憩所、2025年8月1日にウィスラーズ・トレイル、といった記録が並んでいます。「行けるか」ではなく「どこが開いているか」を見る、という読み方をする場所です。
この記事で確認した出典
- 01バンフ国立公園パークス・カナダ(カナダ政府)公式サイト「Fees – Banff National Park」確認日:2026.08.22/公式の料金ページを直接取得
- 02モレーン湖パークス・カナダ(カナダ政府)公式サイト「Visiting Lake Louise and Moraine Lake」確認日:2026.08.22/公式のアクセス案内ページを直接取得
- 03レイクルイーズパークス・カナダ(カナダ政府)公式サイト「Visiting Lake Louise and Moraine Lake」確認日:2026.08.22/公式のアクセス案内ページを直接取得
- 04アイスフィールド・パークウェイパークス・カナダ(カナダ政府)公式サイト「Travelling the Icefields Parkway」確認日:2026.08.22/公式の道路案内ページを直接取得
- 05ジャスパー国立公園パークス・カナダ(カナダ政府)公式サイト「What's open in Jasper National Park」確認日:2026.08.22/公式の開閉状況ページを直接取得
